飴(あめ)
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アプリの機能・使い方

【ショートカット】PDF→PNG画像に変換するショートカットの作り方|同人誌のサンプル作成がラクになる!

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2023.10.2追記

Pagesを使用されている方へ

Pages ver.13.1アップデートにより、「書き出し」で画像化できるようになりました!

▼ 参考記事

【iPad OS 17 / Pages 13】創作に役立つ新機能3+1
【iPad OS 17 / Pages 13】創作に役立つ新機能3+1

【2023.12.21追記】生成される画像は画質が粗めなので、キレイな画像にしたい時はショートカット作成をオススメします!

ame
ame

PDFを簡単に画像化できたらいいのに……!!

と、同人誌のサンプルやTwitter投稿用の画像作成時によく感じます。

私のやり方だと、PDFのスクリーンショットを撮ってトリミングして撮ってトリミングして……の繰り返しなので、かなりの作業量なんですよね。

この悩みを解消してくれたのが、プリインストールされているApple純正アプリ「ショートカット」!

なんとびっくり、PDFファイルを画像化するショートカットが作れたんです。

この記事では、

  • 「ショートカット」についての簡単な説明
  • 今回作るショートカットの概要
  • 作り方
  • 使い方

について書いていきます!

画像化にお悩みの方、ぜひ試してみてください!

ご案内

この記事内で紹介する内容、画像はすべてiPad版Pagesのものです。Mac版とは仕様が異なります。

画面はダークモードに設定し、周辺機器はキーボードとマウスを使用しています。(黄色い円はマウスポインターです)

使っているキーボードとマウスについては↓の記事をチェックしてみてください。

【iPad/iPhone】物書きの使用機器、作業環境まとめ
【iPad/iPhone】物書きの使用機器、作業環境まとめ
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「ショートカット」についての簡単な説明

作り方の前に、ショートカットがどういう機能なのかを簡単に説明していきます。

ショートカットとは?

ショートカットは、Appでの1つまたは複数の作業を素早く完了するための機能です。「ショートカット」Appでは、複数の手順を組み合わせた独自のショートカットを作成できます。例えば、海の波情報を取り込み、ビーチまでの所要時間をチェックし、サーフミュージックのプレイリストを再生する、という「サーフタイム」ショートカットを構築できます。

ショートカットは、手順が多くて面倒な作業をひとまとめにしてくれる機能ということですね。

アクションとは?

ショートカットは「このタイミングでこの処理をしてね」という指示を組み合わせてできています。

処理内容は、作成、変換、検索、保存、表示など、多岐に渡ります。

この処理がショートカットの要。これをアクションと呼びます。

アクションは、ショートカットの構成要素で、タスク内の1つの手順のことです。複数のアクションから組み合わせて、Appleデバイス上のAppやコンテンツだけでなく、インターネット上のコンテンツやサービスを操作するショートカットを作成できます。各ショートカットは1つ以上のアクションで構成されます。

参考

アクションは、ショートカット編集画面の右側から選択・追加していきます。

右側(色が付いているエリア)がアクションを選択するところ

検索窓を使用すると、簡単にアクションを見つけることができます。

アクションを追加することで、ショートカットが機能するようになります。

追加したアクションは、左側(色の付いているエリア)に縦に並ぶ

アクションの順番はかなり重要

ショートカットが実行されると、基本的に上から順に下へ向かってアクションが進みます。(アクションの内容によっては例外アリ)

そのため、どの順番で並べるかが大変重要です。

順番が変わると処理が実行されなかったり、想像と異なる処理になったりするため、ショートカットを作っていて「思ってたのと違うなぁ」という場合には、アクションの順番を入れ替えてみるのも一つの手です!

ここまでのまとめ

  • ショートカットは複数の作業をひとまとめにしてくれる機能
  • ショートカットは1つ以上のアクションで構成されている
  • アクションとはショートカットが実行する処理のことで、内容は多岐に渡る
  • アクションは、ショートカットが実行されると基本的に上から順に下へ向かって進んでいく(アクションの内容によっては例外アリ)

本当に簡単な説明のみだったので、もっと詳しいことが知りたい方はApple公式のショートカット ユーザガイドをご覧ください。

今回作るショートカットの概要

今回は、以下の条件でショートカットを作成します。

ショートカットの条件
  • 「共有」からショートカットを実行
  • PDFファイルを1ページずつ画像化
  • 保存場所は写真アプリ、またはファイルアプリをその都度選択
  • 画像の拡張子は「.png」
今回作るショートカットの中身

作り方

新規ショートカット作成準備

まずは、新規ショートカットの編集画面を立ち上げて、名前をつけます。

新規ショートカットの編集画面の立ち上げ
赤枠で囲った「+」をタップ
新規ショートカットの編集画面になりました
ショートカット名をつける
上部にあるショートカット名をタップ
名称変更をタップ
ショートカットの処理内容が分かるような名前をつけて、
キーボードのENTER or ショートカット名の欄外をタップ
ショートカット名が変更されました

ショートカット名はあとでつけてももちろん構いません。

私は名前をつけるの忘れがちなので、先にしています。

アクション①:PDFページからイメージを作成

1つ目のアクションを追加していきます。

このアクションは名前の通り、PDFをイメージ(画像)へ変換してくれるアクションです。

アクションの追加

検索窓に「イメージ」と入力し、アクションを呼び出す
右上にあるアクション検索窓を使用
「イメージ」で検索
結果が一覧で表示される

アクションを検索する際、アクション名に入っているワードであればヒットします。

今回で言えば「PDF」と入力しても出てきます。(大文字・小文字は問いません)

「PDFページからイメージを作成」をタップしてアクションを追加する
「PDFページからイメージを作成」をタップ
(場合によって下にスクロールしてください)
1つ目のアクションが追加されました

アクションの詳細設定

アクションが追加できたら、そのアクションについて詳細設定を行います。

設定内容により、同じ名前のアクションでも異なる処理を実行できるようになります。

  • ショートカットを「共有」から実行できるよう設定する
入力設定を「ショートカットの入力」にする
半透明の「PDF」をタップ
「ショートカットの入力」をタップ
アクションの上に、新たなアクション「ショートカットの入力」が追加されました
「ショートカットの入力」の詳細設定
「ショートカットの入力」アクションにある、半透明の「指定なし」をタップ
この表示が出たら、「共有シートに表示」をON(緑色の状態)にする
→ ONにしたら「完了」をタップ(= 元の編集画面に戻る)
入力が「共有シート」に設定されました

この「共有シート」というのが、様々なデータの「共有」からショートカットを実行させるための設定です。

  • ショートカットへ入力するデータを「PDF」に設定する
「ショートカットの入力」アクションの「任意」をタップ
入力の設定を一旦すべてOFFにする
この画面になったら「消去」をタップ
すべての項目がOFF(灰色の状態)になりました
PDFのみONにする
今回はPDFのみを入力したいので、「PDF」をON(緑色の状態)にする
→ 「完了」をタップ
入力内容がPDFになりました
  • PNGイメージの設定
「PDFページからイメージを作成」アクションにある、「 > 」をタップ
解像度(ドット/インチ)の数字を350にする(デフォルトは300)
参考

解像度というのはdpiのことです。印刷物は300〜350dpiが良いそうで、今回はよく目にする数字である350dpiにしました。(正直、この辺りは未だによく理解できていません)

また、PNGではなくJPEGにするときは、アクションの「PNGイメージ」というところをタップして出てくる選択肢から変更します。

これで1つ目のアクション「PDFページからイメージを作成」アクションの設定は終了です。

アクション②:メニューから選択

2つ目のアクションを追加していきます。

このアクションでは、メニュー項目に対するアクションをそれぞれ指定できます。

今回のショートカットでは、画像の保存場所を選択するために使用します。

アクションの追加

検索窓で「メニュー」と入力 →「メニューから選択」をタップ
先ほど設定したアクションの下に、新たに「メニューから選択」アクションが追加されました

アクションの詳細設定

今回は保存場所を

  1. 写真アプリ
  2. ファイルアプリ

で選択できるようにメニューを設定していきます。

  • 「メッセージ」と「メニュー項目」の設定
半透明の「プロンプト」と、
「メニュー項目(1件、2件という表記のところ)」を変更する
メニュー項目を「写真」「ファイル」へ変更すると、
メニュー項目に対応するアクション名(黄色で囲った箇所)も自動的に変更された

上の画像で黄色く囲った部分にメニューごとのアクションを配置すると、選択したメニュー項目に応じたアクションを実行することができます。

ちなみに……

「メニューから選択」アクションが実行された際、「メッセージ」と「メニュー項目」は下の画像のように表示されます。

「保存場所」と書かれているところ =「メッセージ」、
「写真」「ファイル」と書かれているところ =「メニュー項目」

ここからは、それぞれのメニューに対するアクションを設定していきます。

「メニュー項目1:写真」に対するアクションの追加と詳細設定

まずは、写真アプリに保存するアクションを追加していきます。

「写真アルバムに保存」アクションを追加する
検索窓で「写真」と入力 → 一覧から「写真アルバムに保存」をタップ
一番下に追加されました
アクションを「メニュー項目1:写真」の下へ移動させる
「写真をアルバムに保存」アクションを長押し
→ 少し浮かび上がったら長押ししたまま移動
配置したい場所まできたら放すと……
アクションの頭が1段下がり、アクションの内容が変化しました

アクションが追加できたので、続いて以下の内容で詳細設定を行います。

  • 入力 = PDFをPNG化した画像
  • 保存場所は写真アプリの「ブログ用スクショ」アルバム

保存先を指定する場合、先に保存場所(ここで言う写真アプリのアルバムのこと)を作成しておく必要があります。

入力を設定する
半透明の「入力」をタップ
「イメージ」をタップ
※このショートカット内では「イメージ」=「PDFをPNG化した画像」
これで入力は設定できました
保存場所の設定
「最近の項目」をタップ
オレンジ色で囲った部分に写真アプリのアルバム名が表示されます
保存先に指定したいアルバム名(今回は「ブログ用スクショ」)をタップ
保存場所が指定できました

これで写真に対する設定は完了です。

次は「ファイル」に対するアクションの追加と詳細設定です。

「メニュー項目2:ファイル」に対するアクションの追加と詳細設定

まずは、ファイルアプリに保存するためのアクションを追加します。

アクション「ファイルを保存」を追加する
検索窓で「ファイル」と入力し、検索結果から「ファイルを保存」をタップ
一番下にアクションが追加されました
「メニュー項目2:ファイル」の下にアクションを移動させる
長押ししながら所定の位置(「ファイル」の下)へ移動させる

アクションを追加できたら、次は設定をしていきます。

設定内容は以下の通りです。

  • 入力 = PDFをPNG化した画像
  • 保存場所は、ファイルアプリのフォルダを毎回指定する
入力を設定
半透明の「ファイル」を長押し

今回はタップではなく長押しです。

タップだと、ファイルアプリ内にあるファイルを指定するようウィンドウが開きます。

今回のショートカットではPNG化したイメージを選択したいので、長押しで別メニューを開きます

「イメージ」をタップ
入力を「イメージ」に設定できました
保存場所を毎回選択するための設定
「 > 」をタップ
「保存先を尋ねる」がON(緑色の状態)になっているか確認
「ファイルが存在する場合は上書きする」はOFF(灰色の状態)のまま

「保存先を尋ねる」をOFFにすれば、写真アルバムに保存と同じように固定の保存先を設定できます。

これでアクションの設定はすべて完了です。

ショートカットのアイコンを設定する

ホーム画面にショートカットを追加した際、指定したアイコンが色つきで表示されます。

共有では色はつかず、ショートカット名とアイコンが表示されます。

ショートカットの内容がわかるようなアイコンを選択するといいと思います。

ショートカット名をタップ →「アイコンを選択」をタップ
ここでショートカットのアイコンとカラーを変更できます
上部:アイコンカラー
下部:アイコン

アイコンは検索窓を使用すると探しやすいです。

アイコン検索窓に「写真」と入力し、アイコンを選んでタップ
アイコンとカラーが変更されました

ショートカット一覧に戻って確認

「 < ショートカット」をタップ
無事、追加されていました!

これでショートカット作成は終了です。

使い方

ここからは、作成したショートカットの使い方を書いていきます。

今回は試しに全14ページあるPagesファイルを「PDF書き出し」から共有して、写真アプリに保存してみます。

Pagesアプリでファイルを開き、「PDF書き出し」まで進む
画像化したいファイルを開いて、書き出し → PDF
この画面まで進む

今回はPagesから共有しましたが、既に書き出したPDFの「共有」からも使えます。

ショートカットを実行する

ショートカットは、人がアクションを起こす必要がある場合を除き、開始したら自動で進んでいきます。

今回作成したショートカットは途中で保存先を選択する必要があるため、そこだけは選んでタップします。

作成したショートカットをタップ
(場合によって、スクロールが必要)
ショートカットが実行されると、上部に表示が出ます
(この間は何も触らない)
作成した流れの通り、メニューの選択 = 保存場所の選択肢に進みました
保存先をタップする(今回は「写真」)
保存先をタップすると、ショートカットのアクションが進みます
(この間は何も触らない)
チェックマークが出る = ショートカットが最後まで実行されました
画像が保存されているか確認:写真アプリの「ブログ用スクショ」に保存されているか

無事、PDF→PNG画像化され、設定したアルバムに全14ページ分保存されていました!

さいごに

このショートカットを知るまで、Procreateという有料のドローイングアプリを使用してPDF→画像化していました。

そちらもかなり重宝しているのですが、プリインストールアプリである「ショートカット」の方が誰でも使えていいなと思ったので今回記事しました。

ショートカットアプリを使いこなせることができれば、もっといろんなことができそうです。いろいろ試してみます!

この記事を見た方の作業負担が少しでも軽減されれば幸いです。

役立ちそうなショートカットが作れたらまた記事にしますね。

それでは〜!

【Pagesで小説原稿】テンプレート〜入稿用データ作成まとめ
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